はじめに

 ペーパ―クラフトは、物を作ることが好きな方にとって楽しい趣味の一つと言えます。一般には、市販のキットを買ってきて作ることが多いと思いますが、最近はインタネットの普及に伴って、展開図のデータをネットからダウンロードしてプリンタで印刷することで容易に楽しむことができるようになりました。

 そうやって楽しんでいると、今度は自分で展開図を作って(設計して)見たくなってきます。インタネットで調べると、CAD用のソフトウェアで設計して作っている、設計・展開図作成用の専用ソフトウェアで作っているということのようです。でも、なんか難しそう。

そこで、日ごろ慣れ親しんでいたマイクロソフトOfficeを使って設計してみようと思い立ってしまいました。こっちの方がもっと難しいんじゃないの? 分かりません、そうかもしれません。でも、始めて見ると結構使えることが分かってきました。

ペーパークラフトの制作手順

 

 

 

 

 

 

 

 

 設計図は主に、Excelの作図機能を用いて作ります。作っている展開図は、その都度ExcelかPowerPointで立体的に組立てて見ます(組立てシミュレーション)。ここで設計ミスや形の不具合などを見つけて、設計図を修正してゆきます。これを繰り返して、満足行く設計となったら、プリントアウトして組立てます。準備と言うのはこのプロセスを進められるようにOfficeのオプションの設定や設計図用のExcelシートを用意することです。 

 手順は簡単そうですが、実際には様々なテクニックやノウハウが必要になります。色々と制作している内にどんどん蓄積されてきました。これから、それらについて書いてゆきますので、お付き合いください。